
A.レーモンドの設計。1954年竣工
65年近く前の建物だ。
内部に入るとスリットから入り込む光が東京の雑踏を忘れさせてくれる。
当初はすべてにステンドグラスを入れる予定だったらしいが、予算上不可能になり、ノエミ夫人のゼラチン・ペーパーののりづけがされたらしい。当然ながら数年のうちに剥離してしまったということだ。
又今と違った印象だったに違いない。
正面の天蓋はレーモンドが発想したオリジナル。不思議な雰囲気を醸し出している。

東京には壊された建物も多いが、まだ残っている建物も意外とある。歴史的価値、文化的価値などその建物が刻んできた歴史を少しでもふれる機会を残してもらいたい。
まだ見た事の無い建物も多く有り、できるだけ時間をとって見て回りたい物だ。
まだ見た事の無い建物も多く有り、できるだけ時間をとって見て回りたい物だ。
設計者:アントニン・レーモンド
竣工:1954年
所在地:東京都品川区
撮影日:2008年2月21日
2008年3月3日付 デザインスタジオバオバブのスクラップブックより転記再掲
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