2019年3月19日火曜日

01_聖オルバン教会



先日、A.レーモンド設計の聖オルバン教会に行ってきました。以前から見たいと思っていたのですが、なかなか時間が取れず今回やっと行けました。
東京タワーのすぐ近くにあり、こんな場所にこんな建物が建っていたんだ。と思ってしまうほどでした。1955年か56年あたりの竣工なので東京タワーよりも前に竣工している。当時の状況から考えるとコストはかけられないため仕上げするよりも構造=デザインになって表現される場合が多い。内部空間に入ると丸太を用いたトラスの小屋組が素朴でありながら力強さを表現していた。


50年以上経過しているが、大切に使ってメンテナンスをしていけば何十年という年月は問題ではない。建物は使い手次第でその寿命は延びもするし、縮むこともある。

見学した日は教会の方がパイプオルガンを練習されていた。(竣工当時は無かったものだろう)心地よい音色が小さな木造の教会内部に響き渡り、座るとずっと居たくなるような心地よさを演出していた。
都内ではこういう建物は珍しい。東京タワーのすぐ近くなのでぜひ一度立ち寄ってみてはいかがだろうか。(教会なので基本的には開放されているが、日曜などはミサがあったりするので時間を調べて訪れてみて下さい。)


設計者:アントニン・レーモンド
竣工:1956年
所在地:東京都港区
撮影日:2008年2月21日





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